1.ごまの基礎知識

ごまの種類
私たちの日常生活では、ごまの種類は大きく分けて3種類に分けられます。
ごまの種子の外皮の色で区分、もっとも一般的な白色の「白ゴマ」、黒色の「黒ゴマ」、褐色に帯びた金色の「金ゴマ」の3種類です。
ごまの種類は細かく分けると世界にはおよそ3000種のゴマがあると言われています。
栽培されている割合で一番多いのは「白ごま」、アジアでは「黒ごま」も多く、3種類の中で最も希少性が高いのが「金ごま」です。

ごまの種類と特徴
白・黒・金とごまの色が違うと見た目の印象は大きく違います。しかし、含まれる栄養素や成分に大きく違いはありません。 しいていえば、黒ごまは、白ごまや金ごまに比べて脂質がやや少ないものが多いようです。

味や香りは違いがあります。それぞれのごまの特徴です。

白ごまの特徴
真っ白ではなく薄いベージュ色
味は甘みがあります
香りは強くはないが香ばしい
主な用途として、料理全般に用いられ、加工食品の原料にも使われます

黒ごまの特徴
芳香成分が多く、香りは強い
脂質の量は少なめ、油の原料にはあまりむかないが、種皮の割合が高いのでカルシウム、マンガンが多く含まれています。
主な用途として料理に用いられるほか、ごま塩やせんべい、菓子類などにも使われます。

金ごまの特徴
希少価値があり、脂質が多く、香りも高い。味も良いため人気があるが高価です。
主な用途として料理に用いられるほか、最近はごま油の原料としても使われます。

ごまの発祥の地
アフリカのサバンナ地帯で生まれた野生の植物で、紀元前4000年以前と言われています。アフリカ大陸の赤道より少し北に位置し、熱帯雨林と砂漠に挟まれ、雨季と乾季がはっきりしており、乾季には砂漠並みに乾燥する気候が特徴で、ごまが乾燥に強い植物のゆえんです
サバンナ地帯は現在の国ですと、エチオピア、スーダン、ニジェール、ナイジェリア。これらの国は現在でもごまの生産大国が多いです。

ごまの歴史
紀元前4000年頃エジプトで、紀元前3000年頃中国で栽培されていたということを示す史料が発見されています。
紀元前4000年以上前からあったことになります。発祥のサバンナ地帯から世界に広がっていきました。

ごまの伝わった径路は大きく2つに分かれます。
ひとつは、中近東、中央アジアを経由して中国のルートで、その後日本に渡りました。遺跡の研究の結果、日本には紀元前1200年頃にごまがあったことが明らかになっています。「温帯型」と言われるごまで中心で茎が1本のごまです。
もうひとつは、海路でインドに渡ったルートのごまで、茎が何本にも枝分かれする「熱帯型」のごまです。
アメリカ大陸に渡ったのは17世紀の奴隷貿易のころでずっと後になり、その後中南米のメキシコ、パラグアイ、グアテマラに定着しました。